若い頃に学んでおきたかったことを教えてください。
療育の仕事を始めてから、人とコミュニケーションをとる上で、言語は大事な手段ということを改めて理解しました。
しかし、「思いをことばにする」ことは案外難しく、大人の私たちでもなかなか出来ていないようです。
日頃イライラすることありませんか?いろいろな理由があると思いますが、その中の1つに、どう相手に伝えたら良いか分からず、又は、伝え方が下手な自分に気付けず、感情が先に出て苛立ちが蓄積していく…要は伝えたいのに伝えられない思いがそうさせている事もあるのではないかと思うのです。
若い頃、親との喧嘩で、今は夫婦喧嘩の時にことばを飲み込んで、モヤモヤする事がクセのようになっています。
療育が必要なお子さん(発達がゆっくりなお子さん)と接してきた事で、ことばの大切さと伝える事の苦手さがある自分にも気づいたのです。子どもたちに伝える為には、自分自身がことばを大切にできる人にならないといけないと感じ、改めて仕事をしながら勉強中です。
その他、言語聴覚士は声や発音、認知、嚥下など、口腔機能に関しての知識も勉強でき、接する年齢対象が幼児のみならず、病気や事故で障害として残った方やご老人の方と、幅広い年齢の方と接する事ができるようです。
1997年に国家資格として制定された比較的新しく、私の若かった頃はなかった資格です。
自分改革の為にも、また、仕事のスキルを上げるためにも言語の大切さ、語彙を増やし方をもっと早く専門的に学んでおきたかったです。